直観と直感
直観と直感。似た非なるものである。にもかかわらず、使い分けをしていないような気がする。先日書いた記事にも直観と書いたが、後で気になって調べてみたところ興味深い記事を発見したので参考までに載せておく。
https://no-mark.jp/liveescape/brainpower/intuition.html
記事の中で、偶然にも将棋について触れていた。
記事中では、直観とはひらめきであり、経験や知識など記憶から生じるものだと主張している。俺自身は、直観とはヒューリスティックな解答に近いものだと思う。
将棋が強くなると思考をせずとも最適手が指せるようになるのは、そのためである。これは俺の意見だけではなく、プロ棋士も認めていることだ。頻出する局面においては考えるより先に手が駒を置いているのである。
詰将棋もそうである。盤面を見て0.5秒で一手目と詰みまでが見えるのである。これはヘボの俺ですらも体験しているし、5級程度であれば誰しも経験していると思う。実際には、いきなり指さずにを数秒おいてから駒に触れる。
なぜかというと、全ての変化を読み間違いがないか確認しているのである。
じっくり考えるほど間違えたり、なかなか良い手が浮かばなかったりする。そんなときは無駄に脳のリソースを割いている。脳は成長するし、節約したがる。
車の運転がそうである。免許を取立ての頃は、車の運転にも慣れていないし、交通にも慣れていない。既に脳の中はパンク状態なので、咄嗟の判断でキャパシティオーバーしてしまうから、パニックになりやすい。
運転に慣れてくると、思考をせずとも手足のように操作ができるので、より深く危険予知に脳を使える。だからパニックになりにくい。さらにリソースに余剰があるから、考え事ができる。脳は思考を節約できるのである。
ここまで30分約800文字。集中出来ない状態で書き進めたので致し方がなし。